PT NAIGAI
Satoshi Kitamura
- 導入前に困っていたこと
弊社は経理の内製化を目指していましたが、自社のリソースだけで数字を100%作ることにはリスクを感じており、なかなか踏み出せませんでした。また、日本の親会社において月次決算の資料をリアルタイムで確認することができず、かつ、報告資料も英語のものが多く確認作業に時間を有していました。私自身も管理畑ではないために、どうしても確認や日本親会社への説明に時間が掛かってしまっていました。
- 導入後の変化
まず、今までエクセルで作成していた現金出納帳と預金出納帳が、ほぼそのままのフォームで入力でき、仕訳に連動していることに驚きました。我々のローカルスタッフの会計レベルはそこまで高くありませんでしたので、これは非常にありがたく、ローカルスタッフもスムーズにBridge Noteの導入に協力してくれました。我々は商社ですので、月の仕訳の主な部分は現金出納帳と預金出納帳の入力によって達成されるため、この仕訳連動は、内製化のためには非常にありがたかったです。
次に、月次決算が早くなりました。月次決算に時間が掛かっていたのは、会計事務所及び親会社とのコミュニケーションの部分でしたが、Bridge Noteの翻訳機能およびクラウドにより、リアルタイムに母国語で数字の確認をできるようになったのが主な理由かと思います。また、月末に現金出納帳と預金出納帳を会計事務所に渡し、その後会計事務所が入力するという“二度手間”がなくなったことも理由としては大きいと思っています。
私としては、内製化は常々したいと思っていましたが、それが上手くいかず数字が滅茶苦茶になってしまうことを危惧していました。親会社の経理には知識を有する人が多いので、インドネシアの数字であっても月次決算をすることは可能だと思います。ただ、数字の連携に時間が掛かっている現状がありましたので、やはり内製化移行の不安はぬぐい切れませんでした。
しかし、これは逆転の発想なのですが、日本語で入力し、インドネシア語で確認することも可能だと聞き、PDFでスキャンした元資料を送れば親会社でも入力することが可能と気が付き、それなら内製化を試してみようかと(お陰様で弊社ローカルスタッフの皆が頑張って入力してくれていますので、親会社にヘルプしてもらうことは今のところありません)。つまり日本語で仕訳入力したものをインドネシアの決算データにすることも可能なのです。
今、弊社はBridge Noteの導入により、内製化に向けてその一歩を着実に踏み出すことができました。Bridge Noteはその使いやすさ、確認の容易さが一番の売りかと思いますが、月額料金もリーズナブルであり、内製化に踏み出せない中小企業においても非常に導入しやすいソフトかと思っています。